犬・猫・鳥の看護日誌
2021年04月03日
ワンちゃんの老化について・・・
ちゃんの老化を考えた時に、最も気をつけてあげたいことのひとつは食事です。人間でも老化現象の現れる時期に個人差があるように、ワンちゃんの老化時期も個体差が見られます。老化に大きな影響を与えるのは若い頃からの生活習慣や、犬種が大きく影響します。子犬のときから年齢に応じた食事を与えて、適度な運動をして健康管理を怠らず、飼い主とワンちゃんが良い関係を保つようにすることで老化が現れるのを遅らせることが期待できるようです
第一段階のシニア期(7歳以降)には低脂肪・低カロリーのフードで肥満対策をすることをおすすめします。シニア犬では成犬時よりも運動量が減り、代謝も落ちるため、成犬時と同じフードを食べているとあっという間に肥満に。肥満は心臓に負担をかけることをはじめ、ワンちゃんの健康に多くの支障をきたしますので、注意しましょう。
第二段階のシニア期(11歳以降)では食べる量が減ってくること、また消化吸収の機能の衰えから、栄養の吸収率が低くなることから少しの量でしっかりと必要な栄養素とカロリーがおぎなえるフードを与える必要があります。また、近年研究が進み、脂肪酸の一種であるDHA・EPAがシニア期におこるさまざまな体のトラブルに一定の効果があることがわかってきました。
高齢のワンちゃんへの食事の与え方のポイント
- 消化が悪い場合は、ドッグフードをお湯でふやかしてあげるなどしてあげましょう。これは脱水症状の予防にも役立ちます。
- 一度に食べる量が減ってきたら、与える回数を3回~4回に増やすことで補います。その場合与える量は1日の3分の1もしくは4分の1に減らして調整します。
- 高齢のシニア犬には、食事のために頭を下げる動作は負担がかかります。台の上に食器を置いて頭を下げずに食べられるようにしてあげましょう。また、飲み込む力も弱まっています。頭を下げずに食べられると、食べ物がスムーズに胃に送られる姿勢を保つことができます。
- 高齢のシニア犬には、食事のために頭を下げる動作は負担がかかります。台の上に食器を置いて頭を下げずに食べられるようにしてあげましょう。また、飲み込む力も弱まっています。頭を下げずに食べられると、食べ物がスムーズに胃に送られる姿勢を保つことができます。
- 自らの意志で食事を口にできなくなったワンちゃんには、効率的で栄養価の高い専用食をあげることになります。その際には、かかりつけの獣医師の指導のもと、専用器具などを使って喉の奥へ送り込んで、与えることもあります。